右折の信号待ちをしていて、右折先が2車線の道路の場合、手前の道路に右折で入っていいのか疑問に思ったことはありませんか?
後ろに並んでいる車から「早くいけよ!」と思われてないか不安…
今回はそんな悩みがあるドライバーの方へ向けて「一体どっちが優先なのか」調べてみました。
その前に少し自分の経歴をお話します。自分は一日6時間以上の運転を週5でしています。運転歴は16年で、走った距離は40万kmを軽く超えています。
そんな自分が「通勤や仕事で運転する人の不便さを解消する」をモットーにこのブログを始めました。少しでも皆様のお役に立てば嬉しいです。
右折先が2車線の場合、優先は対向車線の左折?それともこちらの右折?

結論から先に書きます。
少しでも危険を感じるなら右折してはいけません。というのが答えになります。
以下に詳しく書いていきます。
法律的にはどちらが優先?
実は法律的にどちらが優先とは明確に書いていません。
道路交通法には、交差点における左折車は『できる限り』道路の左側端に沿って」と書かれています。(道交法第34条第1項)。
そして、「右折車は直進車・左折車・路面電車の進行を『妨げない』ように」とあり、「左折車が優先」とは明記されていません。
つまり、左折車は手前のレーンになるべく入り、右折車も対向車の進行を妨げなければ手前のレーンに入ることができます。
曖昧な状態が危ない
法律的にはどちらが優先とは明確に書いていないと説明しました。つまり、皆が曖昧な状態で走行していることとなります。
なので、少しでも危険を感じるなら右折しないことが重要になってきます。これをわかっているだけでも自分が事故に巻き込まれる可能性が低くなります。
では、実際の道路ではどういう状態か確認していきましょう。
実際の交差点で起きていること
- 左折車は右折車なんて無視してガンガン左折している
- 左折車は普通に手前のレーンに入ってくる
- 相手は「左折優先」と考えている
特に3つ目の「相手は『左折優先』と考えている」が最も危険です。
右折先の道路が2車線の場合、左折と右折が交互に気を使いながら曲がっていくパターンは多いと思います。
しかし、そんな中、『左折優先だ!』と強く考えている人は、勢いよく第2車線(右折車からすると手前のレーン)に侵入してきます。
ここで、お互い意地の張り合いになったり、ビックリしてハンドルやアクセルを誤操作してしまったり、最悪の場合事故に繋がってしまいます。
右折車が心掛けるべきこと(気をつけること)
お互い「今から曲がるね」と会話ができれば、事故は起きませんが、それができないのが対向車との関係。
ならば、自分の身は自分で守るしかありません。ここでは右折車が心掛けるべきことを3つ紹介します。
- 対向車の動きをしっかり見る
- 相手が手前のレーンに入って来る可能性を十分考える
- 1分の我慢
対向車の動きをしっかり見る
対向車の動きをしっかり見ましょう。基本ですが、これを確実に行うことで事故に合う可能性が減ります。
急にバイクが飛び出して来るかもしれませんし、左折車が急に直進に切り替えてくるかもしれません。
確実に対向車線の流れが止まってから右折を開始しましょう。
相手が手前のレーンに入って来る可能性を十分考える
左折車は結構な割合で第2車線(右折車からすると手前のレーン)に入ってきます。特に焦っている車はこの行動をよく取ります。
右折車は予め頭の中に「相手が手前のレーンに入ってくる」と考えを持っていれば、落ち着いて譲ることができますので、意識してください。
1分の我慢
運転者のストレスを下げるために赤信号の時間は1分以下を意識して設定されています。
なので、1分我慢すれば右折できるのです。その1分を大切にせず、焦って右折して事故にでもあってしまったら……
「1分」と「事故のリスク」を天秤にかけるようにしましょう。たった1分。これで安全な人生が送れるなら一番ではないでしょうか。
結論
少しでも危険を感じるなら右折をしてはいけません。
右折車が心掛けるべきは以下の3つです。
- 対向車の動きをしっかり見る
- 相手が手前のレーンに入って来る可能性を十分考える
- 1分の我慢
安全運転で、快適なドライブを楽しみましょう。